女川の産業、魅力ＰＲ　「商工祭」　体験イベント続々　たも網すくいに長蛇の列

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　女川町商工会などが主催する「第２２回商工祭　町民大感謝祭」が１０日、町まちなか交流館などで開かれた。サンマのすり身汁の配布や笹かまぼこの手焼き体験などがあり、多くの来場者が、女川ならではのイベントを楽しんだ。

　スカイタンクに入ったブリやアジ、シイラ、ホウボウなどを網ですくう「たも網すくい」（参加料５００円）には、子どもから大人まで長蛇の列ができ、さまざまな魚を持ち帰った。

　定番企画の一つで、イカの形をした絵を釣る「イカ様釣り大会」の景品は女川港に水揚げされるサンマ。１等は１ケース分もらえるため、人気を集めた。

　ダンスや太鼓などのステージイベント、野菜や生活用品の格安販売、１等で１００円のつかみ取りに挑戦できる抽選会もあった。

　たも網すくいに挑戦した石巻市鹿又小３年の鈴木優奈さん（９）は「網が重たかったけど、アジなどが取れてうれしい。たくさん食べたい」と喜んだ。

　商工祭は女川町の秋の恒例イベント。赤間悌博実行委員長は「今年は来場者に体験してもらう内容を多く取り入れた。これからもパワーアップして、（水産業などでの）町民の頑張りを多くの人に伝えたい」と話した。