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強盗に備え役割分担 七十七銀飯野川支店で訓練 年末向け対応確認 河北署

強盗役(左)に落ち着いて対応する行員

 河北署は12日、石巻市相野谷の七十七銀行飯野川支店で、強盗事件に備えた訓練を実施した。強盗の発生が懸念される年末に向けて対応を確認した。

 行員15人がいる支店に客を装った男が押し入った想定。犯人役の署員が窓口で女性行員の手をつかみ、刃物をちらつかせて「金を出せ」「手を上げろ」などと要求した。他の行員たちは緊急通報装置で県警に連絡したり、現金をかばんに詰めたりしながら役割分担に従って男の特徴を覚えた。

 終了後、同署生活安全課の高橋洋平課長(41)は「いち早く通報ボタンを押せたのは素晴らしい対応。上着や帽子と違って、すぐに替えづらい靴の特徴を覚えてほしい」と助言した。

 同行では2022年11月に本店(仙台市青葉区)で強盗未遂事件が発生したこともあり、訓練を重ねてきた。渡部浩司支店長(53)は「日頃の訓練の成果を発揮できた。全国的に強盗事件が多発しており、不足点を生かしてけがのない対応を再確認する」と気を引き締めた。

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