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モンゴルで観光ガイド養成 海外協力隊・石巻の佐野さん、市長表敬 来年1月派遣

モンゴルでの活動に向けた抱負を語る佐野さん(中央)

 国際協力機構(JICA)海外協力隊として、来年1月からモンゴルに派遣される石巻市の佐野敏宏さん(67)が19日、市役所を表敬訪問した。派遣期間は2026年12月までの2年間。現地では観光ガイドの養成に取り組む。

 同市出身の佐野さんは約40年間、旅行関係の仕事に携わり、ツアーコンダクターやシンガポール駐在員などを経験。聖路加国際病院(東京)の名誉院長だった故日野原重明氏の専属添乗員も務めた。海外渡航は約200回を超える。

 モンゴルでは、フブスグル県ムルン市で職業訓練校の観光コースに在籍する生徒を指導する。県内には世界で2番目に透明度が高いと言われるフブスグル湖があり、観光客の増加に地元ガイドの数が追い付いていないという。

 英語は日常会話レベル、スペイン語と中国語もある程度話すことができるという佐野さん。派遣に先駆け、8~10月に二本松市で行われた合宿で言語や歴史、現地事情などを学んだ。

 佐野さんは取材に「わくわくしかない。ガイドを養成するとともに、日本語を教えて日本に興味を持ってもらい、石巻とのつながりを持てるといい」と話した。

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