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車の運転「安心して」 石巻専修大生16人が点検作業 カーシェア協の61台

学生は車両の細部にまで目を光らせて整備に取り組んだ

 本格的な冬の到来を前に、石巻専修大で20~22日、同大理工学部機械工学科自動車工学コースの3、4年生計16人が車のタイヤ交換や点検に取り組んだ。整備したのは石巻市の一般社団法人日本カーシェアリング協会が所有する車両61台。学生は「安心して運転できるように」と気を引き締めて作業に当たった。

 21日は4年生9人が33台を担当した。3人ずつに分かれ、ノーマルタイヤをスタッドレスに交換。ホイールナットの締め付けなども入念に確認した。バッテリーの電圧確認、エンジンオイルの補充も担った。

 佐藤颯さん(21)は「普段の実習で使う車と違い、実際に利用する人がいるので緊張感を持って作業した。不安な箇所の一切ない車になるよう気を付けた」と語った。

 車両の利用者は、手際の良さに感心しながら学生の作業を見守った。同市水明の無職熊谷勝孝さん(75)は「しっかりと点検してもらい、安心して乗ることができる」と感謝した。

 車両整備は、協会とのタイアップ企画「学生整備プロジェクト」として、毎年タイヤ交換のピークとなる4月と11月に開催している。各種部品は協会の活動に賛同するメーカーなどから提供されている。

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