「マル賢みかん」入荷　石巻青果市場で生産者らＰＲ　甘みと酸味のバランス◎

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　石巻地方で人気が高い和歌山県有田川町賢（かしこ）地区産の「マル賢（けん）みかん」が収穫シーズンを迎え、東松島市赤井の石巻青果花き地方卸売市場でも入荷が始まった。

　マル賢みかんは農家２８戸が約６０ヘクタールで栽培。同市場と宇都宮市の市場だけに出荷している。今年は総生産量１２００トンの半数が石巻向けで、年内いっぱい流通予定。同ミカンを絞った果汁１００％のジュースも販売される。

　生産する「マルケンみかん」（和歌山県有田川町）の永石睦巳社長が２６日、市場を訪れ、甘みと酸味のバランスなどマル賢みかんの魅力をＰＲした。

　永石社長によると、全国各地のミカン栽培は今年、干ばつや害虫被害などに見舞われたが、有田川町がある有田地域は被害を免れたという。

　永石社長は「設立当初からミカンを石巻に卸し、今年で４９年目になる。変わらずご愛顧いただいており、本来のおいしさにこだわったミカンを届けたい」と話した。