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原発再開の工程説明 「こんにちは訪問」始まる 再稼働後初 東北電

女川原発2号機の営業運転開始までの工程などを説明する所員(右)

 東北電力は2日、女川原発が立地する女川町と石巻市の一部の住民に原発の状況を説明し、意見を聞く「こんにちは訪問」を始めた。10月29日に2号機の原子炉を起動させてからは初めて。20日までの15日間、平日に2市町の約3600戸を回る。

 同町鷲神浜の団体職員佐藤千晶さん(63)宅では、所員2人が設備点検のため停止している2号機の営業運転開始までの工程や、今後建設する使用済み核燃料の乾式貯蔵施設について説明。リーフレットや、意見を書き込む返信用はがきを手渡した。

 佐藤さんは「再稼働について不安がないわけではない。何かあった時には、迅速な情報公開と発信をしてほしい」と注文した。

 女川原発地域総合事務所の伊藤英一所長は「発電再開は地域住民の理解や支援があってこそ。今後も訪問活動を続けて住民の不安を払拭し、安全最優先で業務に取り組む」と語った。

 東北電は4日に女川2号機の原子炉を再び起動させる計画。起動後は追加の検査を実施し、原子力規制委員会の確認を経て、26日にも営業運転を再開する。

 こんにちは訪問は1994年に始まり、47回目。夏と冬の年2回行っている。

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