石巻市長選 斎藤氏、再選出馬表明 「市民が誇り持てるまちに」
任期満了に伴う石巻市長選(来年4月20日告示、27日投開票)で、現職の斎藤正美氏(69)が12日、再選を目指し無所属で立候補する意思を表明した。市議会12月定例会の一般質問で「全ての市民が誇りを持てるまちづくりを実現するため、改めて市政を担わせていただきたい」と述べた。
斎藤氏は一般質問の答弁で、最重要課題に位置付ける人口減少対策には中長期的な施策が必要だと強調。「一朝一夕に効果が見られるものではない。子育てと両立可能な働き方の推進など、幸せを実感できるまちづくりを進める」と語った。
東日本大震災のハード事業は2022年度に完了した。一方で「心の復興はもとより、地域コミュニティーの再構築などに終わりはない」とソフト事業の継続に前向きな姿勢を見せた。
斎藤氏は取材に、重視する取り組みとして地域経済の立て直しや物流拠点都市の形成などを挙げた。「一つ一つ目標に向かって頑張ってきたが道半ば。さらに地域を進化させ、誇れる石巻を築きたい」と述べた。
斎藤氏は石巻市出身、日大工学部卒。旧石巻市議を経て1987年から県議通算7期。2021年の前回市長選で初当選した。斎藤氏以外に立候補の動きは表面化していない。
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