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鮮魚すくい、たも網ずっしり 女川で「水産まつり」 サンマすり身汁の振る舞いも

水揚げされた鮮魚を網いっぱいにすくい上げる参加者

 地元の水産物を割安な価格で販売する「おながわ水産まつり」(女川水産加工研究会主催)が15日、女川町海岸広場で開かれた。タモ網で鮮魚をすくう催しや町名物のサンマすり身汁の振る舞いがあり、町内外から多くの家族連れなどが詰めかけた。

 年末年始に向けて年越し用の食材などを調達してもらおうと毎年開かれ、女川や石巻市の水産会社など12店が出店。殻付きのカキやホタテ、冷凍のカニ、かまぼこや干物といった加工品などを販売した。

 恒例の「たも網すくい」(1回1000円)は、女川港で水揚げしたタイやアジ、サバ、イワシなどの鮮魚3~4キロが手に入るとあり、長蛇の列ができた。仙台市太白区から両親と訪れた同市富沢小4年小沢翔矢さんは「魚がずっしりと重かったけれど、たくさん取れた」と喜んでいた。

 買った海産物をその場で味わえる「セルフ浜焼き」コーナーもあり、早速ホタテやカキを炭火で焼いて、振る舞いのサンマすり身汁と一緒に味わう人が見られた。

 研究会の鈴木伸輔会長(39)は「今年は町外からの来場者も多いようだ。女川の食を存分に楽しんでほしい」と話した。

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