上手に泳ぐこつは? シドニー五輪銀の中村真衣さん招き、教室 あいプラザ・石巻
石巻市立町1丁目の石巻健康センター「あいプラザ・石巻」は15日、シドニー五輪競泳銀メダリストの中村真衣さん(45)を招いた水泳教室を開いた。小学1年生から70代までのスイマー約40人が参加し、世界で活躍したアスリートから泳ぎのこつなどを学んだ。
中村さんはシドニー五輪女子100メートル背泳ぎで銀メダル、400メートルメドレーリレーで銅メダルを獲得した。現在はスイミングアドバイザーとして全国各地で指導に当たる。
教室は1部と2部の2回あり、1部には石巻地方の小学生17人が参加。バタ足のフォームや腕の使い方などを教わった。中村さんは「頭、お尻、脚は平行にする」「クロールで腕を水中に戻す時は、脇が見えるように大きく動かして」などとアドバイスした。最後に背泳ぎなど4種目の泳ぎを披露した。
同市鹿又小6年の永松大道(だいどう)さん(12)は「五輪選手から学ぶことができ、貴重な体験だった。手で水をかく角度が浅いのが課題だったが、自分の泳ぎを見直すことができた」と話し、「中学に進んだら50メートルバタフライで県大会を突破したい」と意気込んでいた。
中村さんは、東日本大震災の復興支援として各地で水泳教室を開催しており、あいプラザでは今回が2回目。「県大会や全国大会を目指すことは楽しいことばかりではなく、挑戦することには勇気がいる。教室が子どもたちの頑張るきっかけになればうれしい。自ら水泳人生を切り開いてほしい」と語った。
教室終了後は中村さんが獲得したメダルとトーチを展示。サイン会もあり、参加者たちは中村さんと記念撮影して思い出を残した。
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