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師走点描 >クリスマスケーキ(石巻・あけぼの2丁目)

タルトを手際よく仕上げるパティシエ

<笑顔想像し丁寧に作る>

 手際よくスポンジにクリームを塗り、イチゴを乗せる。クリスマス間近、石巻地方の洋菓子店はケーキ作りに大忙し。1年で最も忙しい時期を迎えている。

 21日、石巻市あけぼの2丁目の洋菓子店「パティスリー アンジェリーナ」では甘い香りが漂う中、パティシエが1個1個丁寧に作業を進めていた。

 定番の生クリームケーキは、ふわっとしたスポンジとコクのあるクリームが売り。売れ筋は4~5人用の5号サイズ(直径15センチ)。限定販売のイチゴのタルトも人気という。イチゴはみずみずしさに加え、甘さと酸味が調和する地元石巻産を使っている。

 クリスマスケーキの受け渡しは22~25日。勤務3年目の山下果穂さん(29)は「ケーキを箱から出すお客さんの笑顔を想像しながら作っている。クリスマスの思い出にしてくれたらうれしい」と話した。

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