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新復元船ライトアップ サン・ファン館を夜間開放 生演奏やクイズラリー楽しむ

夜間開放されたドック棟広場で復元船を眺める家族連れ

 石巻市渡波の県慶長使節船ミュージアム(サン・ファン館)は21、22の両日、復元船を中心としたドック棟広場をライトアップする夜間特別開館を行った。ドック棟の夜間一般開放は2015年以来9年ぶり。来場者は、温かい光に包まれる復元船に魅了された。

 22日は日没間もない午後5時ごろ、以前の4分の1サイズになった復元船「サン・ファン・バウティスタ号」が輝き始めると、閉館する午後8時までに、家族連れなどが写真を撮ったり、近くでじっくり眺めたりしていた。

 家族3人で訪れた仙台市四郎丸小6年の遠藤友弥さん(12)は「小さくなってしまったのは残念だが、それでも迫力があり、光もきれいだった」と話した。

 初代の復元船は1993年に建造されたが、老朽化が進み、2016年に乗船やドック棟への立ち入りができなくなった。以降は後継船を造る工事や「サン・ファン館」の休館を経て、10月にリニューアルオープンした。

 館内では菓子がもらえるクイズラリーを実施したほか、ピアノ、フルート、アコーディオンの生演奏もあった。2日間で283人が来館した。

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