仙フィルとXマスに共演 団員との練習成果、披露 石巻好文館高

仙台フィルハーモニー管弦楽団(仙台市)と石巻好文館高吹奏楽部(部員38人)の合同クリスマスコンサートが25日夜、石巻市開成のマルホンまきあーとテラス(市複合文化施設)で開かれた。部員と団員の音色が大ホールに響き合い、661人の聴衆を湧かせた。
1部は仙台フィルが「クリスマス・フェスティバル」など3曲を演奏。世界最難関のアドルフ・サックス国際コンクールで優勝した斉藤健太さんの独奏もあり、華やかな音色で魅了した。
2部の「吹奏楽ステージ」は同校吹奏楽部が2曲を演奏した後、部員と3年生有志、仙台フィルの管、打楽器奏者ら計約70人が合同で「アルメニアン・ダンス・パートI」「そりすべり」など3曲を披露。迫力ある豊かな音色を響かせた。アンコールの「ジングルベル」では客席から手拍子が湧き、一体感に包まれた。
部員たちは11月から団員の指導を受け、練習を重ねてきた。合同演奏に先立ち、部長の2年相沢咲さん(17)は「音楽に魂を吹き込もうと練習してきた。全力で演奏したい」と語った。
部員の1年和田結葵さん(16)の母佳代子さん(40)=石巻市向陽町4丁目=は「素晴らしい演奏で感動した。すてきなクリスマスになった」と拍手を送っていた。
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