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毛筆と硬筆、小学生がチャレンジ 書道家ら指導 石巻中央公民館

講師(中央)の指導を受けながら毛筆に取り組む児童

 石巻市内の小学生を対象にした市石巻中央公民館の「チャレンジ書きぞめ」が21日、同公民館で開かれた。毛筆に12人、硬筆に11人が参加し、講師の同市在住の書道家や公民館職員から指導を受けた。

 子どもたちは真剣な表情で筆や鉛筆を持ち、毛筆は「山川」「大成」などの2文字、硬筆は短文の文章にそれぞれ挑戦。手本を見ながら慎重に手を動かし、納得のいくまで繰り返し練習を重ねて書き上げた。

 昨年は毛筆、今年は硬筆に挑戦した開北小3年の奥津望愛さん(9)は「筆の払い方を教えてもらった。字がきれいに見えた」と手応えを感じた様子。初参加で硬筆に取り組んだ釜小2年の畠山大馳君(8)は「力の入れ方が難しかったが、納得のいく清書ができた」と語った。

 チャレンジ書きぞめは、書に親しみ、文字への関心を高めてもらおうと、毎年開催している。完成した作品は、冬休みに取り組んだ成果として学校に提出する児童もいるという。

 高橋伸明館長(59)は「毛筆、硬筆は字がうまくなったり、集中力が高まったりと、いいことがたくさんある。来年も多くの子どもたちに集まってもらいたい」と期待した。

 チャレンジ書きぞめは中央公民館のほかに、渡波公民館、蛇田公民館、稲井公民館でも開かれた。

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