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建設事業無災害で表彰 大豊・森本・宝栄、雨水調整池を整備 石巻で伝達式

 石巻市が事業主体の建設工事を無災害で完工した建設工事現場が、厚生労働省の「建設事業無災害表彰」(労働基準局長表彰)を受賞した。石巻労働基準監督署は賞状の伝達式を同署で開き、建設業における労働災害防止に尽力し無災害に努めた成果をたたえた。

 受賞者は「大豊・森本・宝栄特定建設共同企業体 赤堀調整池作業所」。工事名は「石巻市赤堀調整池復興建設工事その2」。

 渡波排水ポンプ場の負担軽減を目的に、渡波排水区の最大計画雨水流出量の一部を貯留することができるようにするため、赤堀を調整池として整備する最終仕上げ工事を施した。

 工期は2020年12月8日~24年7月31日。請負金額は16億8700万円。延べ約1万9700人が工事に携わった。

 表彰状伝達式は署長室であり、菅原聡也署長が作業所元所長の出村嘉規大豊建設東北支店工務課長に手渡した。

 出村氏は「重機災害や調整池の深さが3メートルあるため、墜落・転落災害に気を使った。日々の点検や声がけを徹底した。無災害への取り組みが評価され、光栄に思う。安全第一を基本に労災防止に努めていく」と強調した。

 菅原署長は「長期間、無災害で施工できたのは働いていた人たちの安全第一の意識が実を結んだ」と評価した。

 伝達式は昨年12月24日にあった。

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