地域活性へ　仕事始めで首長訓示　石巻地方２市１町

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　仕事始めの６日、石巻地方２市１町の首長は職員らに訓示し、人口減少対策や雇用創出、地域活性化に向けて各事業を推進するよう求めた。

石巻市

　石巻市の斎藤正美市長は市役所で幹部職員約５０人に年頭のあいさつを述べた。「山積する行政課題の解決にしっかり取り組む。持続可能な市政運営を行い、市民が住むことに誇りを持てるまちづくりを実現すべく施策を着実に推進する」と話し、地域経済の冷え込みや人口減少、自然災害への対応に意欲を語った。

　今年のえとにちなみ「巳（み）年は復活と再生、成長と変革の年とされている。機会をとらえ地域活性化を図りたい。この１年が市のさらなる成長と飛躍の年になるよう全庁一丸で取り組もう」と奮起を促した。

東松島市

　東松島市の渥美巌市長は、市コミュニティセンターで職員約１００人に向け訓示し「新しい挑戦が大事。チーム東松島としてそれぞれの役割に励んでほしい」と述べた。

　第２次総合計画後期基本計画が新年度で最終年度を迎える。「第３次計画の準備の年。魅力あるまちづくりを進める必要がある」と語り、雇用創出や子育て施策の拡充など人口減少対策を課題に挙げた。

　２０２０年に掲げたスポーツ健康都市宣言を踏まえ「健康づくりに力を入れ、健診の受診率向上に取り組みたい」と語った。

女川町

　女川町の須田善明町長は、町生涯学習センターで職員約１００人を前に訓示した。

　新年を迎えた１日朝、初日の出を拝みに訪れたＪＲ女川駅前商業エリアの様子を紹介。「過去一番のにぎわいだった。多くの人にスタートの場所として選んでもらえていることに感謝したい」と話した。

　新年度は町制施行１００年目に当たる。「２０２６年の１００周年に向けてさまざまな挑戦をしていく１年でもある。町民一人一人が頑張ろうと思える空気を行政側でもつくっていこう」と呼びかけた。