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石巻で子育てしながら「住み続けたい」、小学生の保護者3割 市、調査結果報告

 石巻市は市こども計画(第3期市こども・若者未来プラン)の策定に向け、子育て世代などを対象に実施した市民アンケート結果を公表した。子どもを育てながら同市に住み続けたいかを聞いた設問では、小学生の保護者の3割が「住み続けたい」と答えた。定住に後ろ向きな回答は計22.4%だった。

 アンケートは昨年2、3月に実施した。無作為に抽出した市内の未就学児と小学生の保護者、高校生世代~39歳の市民のほか、小学5年、中学2年の全児童生徒と保護者が対象。子ども・子育て支援のニーズや、生活実態、地域や将来への意識について質問した。計1万116件を配布し、3775件(37.3%)の回答を得た。

 子どもを育てながら住み続けたいかについての小学生の保護者の回答は「ぜひ住み続けたい」が3.9%、「住み続けたい」が29.0%だった。「あまり住み続けたいと思わない」は14.3%、「できれば他のまちに移り住みたい」は8.1%だった。最も多かった回答は「どちらともいえない」で36.9%だった。

 未就学児の保護者は「ぜひ住み続けたい」が8.0%、「住み続けたい」が36.9%で、肯定的な答えが約半数を占めた。「どちらともいえない」が29.8%で2番目に多かった。後ろ向きな回答は計18.3%だった。

 小学5年・中学2年の保護者は「どちらともいえない」が41.0%で最多。次いで「住み続けたい」が26.8%、「あまり思わない」が14.5%だった。

 中学2年と高校生世代~39歳の市民には、市に住み続けたいかを聞いた。中学2年は「どちらともいえない」(36.0%)、「住み続けたい」(29.7%)、「わからない」(18.0%)の順に多かった。

 高校生世代~39歳は「わからない」が26.9%で最も多かった。「住み続けたい」(26.5%)、「できれば市外に移りたい」(24.1%)が続いた。「進学・就職・転勤などで市を離れるが、ゆくゆくは戻りたい」は19.5%だった。

 市はアンケート結果を昨年5月にまとめ、11月29日に市ホームページで公開した。

石巻市こども計画(第3期石巻市こども・若者未来プラン)策定に係る各種ニーズ等調査結果報告 - 石巻市

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