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人権擁護委員、石巻で委嘱式 新たに4人 石巻地方

委嘱状や感謝状を贈られた新任者ら

 石巻市役所で8日、人権擁護委員の委嘱状伝達式が行われた。石巻地方では1日付で石巻、東松島両市の4人が新たに委嘱され、2人が再任された。また、昨年12月31日付で3人が退任した。

 伝達式には石巻市の対象者8人が出席。仙台法務局石巻支局の佐々木賢一支局長が「長年活動し、東日本大震災後の相談業務や啓発活動にも尽くしていただいた」と退任者をねぎらった。新任、再任者には「市民の人権擁護の普及高揚にこれからも尽力いただきたい」と述べた。

 新たに委嘱された石巻市の三浦浩さん(66)は中学校の元社会科教員で、震災当時は同市の渡波中教頭だった。現在、震災伝承施設の解説員や語り部などを務めており「子どもに教える立場だったので、実際に相談や啓発に関わり実践することに意義があると思う。災害時の人権に関することをやってみたい」と語った。

 人権擁護委員は法務局と連携して人権相談や問題解決の手助け、人権侵害の被害者救済、啓発活動に取り組む。全国で約1万4000人が配置されている。

 三浦浩さん以外の新任、再任、退任者は次の通り。(敬称略)

◇石巻市
▽新任 佐々木恵子、宇佐美純子、川村瑞隆
▽再任 小松龍哉
▽退任 田中憲夫、三浦直人、阿部悟

◇東松島市
▽再任 鈴木政信

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