新年の飛躍、誓い合う 東松島・賀詞交歓会、女川・年賀の会
東松島
東松島市と市商工会は7日、新年賀詞交歓会を市コミュニティセンターで開いた。経営者や各種団体の代表ら約200人が交流を深め、地域経済のさらなる発展を誓い合った。
渥美巌市長らによる鏡開きに続いて、航空自衛隊松島基地の渡部琢也司令の音頭で参加者が乾杯した。
渥美市長はあいさつで「基幹産業である農漁業の振興は、東松島の自然を守る意味でも大切」と強調。その上で、昨年11月にオープンした道の駅東松島に触れ「交流人口の拡大や地域経済の活性化につなげたい」と意欲を語った。
市商工会の橋本孝一会長は「地域経済の活性化なしに将来の展望は描けない。たくさん稼いで納税し、市に還元する好環境づくりに協力してほしい」と出席者に呼びかけた。
会場では、鳴瀬鼓心太鼓の演奏や大曲浜獅子舞の演舞もあり、新春ムードを盛り上げた。
女川
女川町と町商工会は8日、新春年賀の会を町生涯学習センターで開いた。水産、商工関係者など約170人が出席し、新年の飛躍を誓った。
須田善明町長は「昨年は女川原発2号機の再稼働や出島大橋の開通など、町にとって節目になる出来事が多かった。2026年には町制施行100周年を迎える。地域が盛り上がるために必要なことを住民と一緒に考えて実行していきたい」とあいさつした。
町商工会の木村昇会長は昨年を振り返り、町産品の発信に力を入れたと強調。東京都内の大手ホテルが昨夏に女川産食材のコース料理を提供したことや、都内で秋にあったマルシェに参加したことを報告し「今年はさらに発信を進めていく」と抱負を述べた。
商工会の事業展望については「女川で事業をしたい人や既存の事業者による新しい挑戦をバックアップするなど、地元が元気になることもしていかないといけない」と語った。会場では、女川実業団による獅子舞の披露もあった。
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