石巻の魅力、動画で発信　富谷出身のピン芸人・早坂さん、地域おこし協力隊員に

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　石巻市は、地域おこし協力隊に富谷市出身のお笑い芸人早坂直晃さん（３９）を委嘱し７日、市役所で委嘱状の交付式を行った。地域や住民の魅力を移住希望者らに伝える動画の制作などに取り組む。任期は１日から最長３年。

　早坂さんは東北高卒。ピン芸人「ＮＡＯみちのく」としてコントや漫談、フリップ芸を披露している。これまで仙台を拠点に活動し、芸歴１７年目。

　昨年１０月まで協力隊を務めたお笑い芸人清水一宏さんと事務所が同じだった縁で、清水さんが石巻市内で開いたお笑いライブに出演した経験もある。

　協力隊の活動では、石巻ゆかりの漫画家故石ノ森章太郎にちなみ、自身がプロデュースするヒーローキャラクターとして動画に登場。交流サイト（ＳＮＳ）で地域の人物や店、観光地などを紹介する。住民を巻き込んだイベントなども企画したいという。

　委嘱状交付式で斎藤正美市長は「われわれにないものを持っている。石巻を発信してほしい」と期待を寄せた。早坂さんは取材に「人の魅力は観光や移住の決め手になると思う。まちの人と仲良くなって地元のことを教えてもらい、その魅力を広めたい」と語った。

　市の協力隊委嘱は１９人目。現在は早坂さんを含めて８人が活動している。