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無病息災、御神火に祈る 東松島で「どんと祭」

正月飾りをたきあげて1年の無病息災を祈ったどんと祭

 東松島市商工会青年部主催の「どんと祭」が14日、同市大曲の矢本運動公園多目的グラウンドであった。市民らは燃え上がる御神火に正月飾りを投げ入れ、1年の無病息災を祈った。

 同市赤井の八幡神社村上喜徳宮司(62)が焼納祭を執り行い、たき上げ場に火が入ると、集まった市民がしめ飾りや繭玉などを次々と投げ入れた。

 市民は火の近くで談笑したり、特設の祭壇に参拝したりしたほか、青年部と婦人部の出店では甘酒や焼き鳥を味わうなどした。

 同市矢本から家族3人で訪れた山田栄さん(80)は「東日本大震災のような災害がなく、とにかく家族みんなが無事であることを祈る」と話していた。青年部の渥美裕介部長(40)は「市民の皆さんには、いい1年を過ごしてほしい」と述べた。

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