和菓子、中学生がデザイン 鳴瀬川をイメージ あす道の駅「東松島」で限定販売
東松島市鳴瀬未来中1年生がデザインした和菓子が同市の道の駅「東松島」で18日、数量限定で販売される。市に流れる鳴瀬川をイメージした水色の愛らしい練り切りで街の魅力を発信する。
デザインしたのは京野友香さん(13)。美術の授業で市をPRする和菓子を考案する機会があり、鳴瀬川をイメージした練り切りを紙粘土で作った。
狩野航教務主任が「本物を作れば面白いのではないか」と商品化を企画。石巻地方で練り切りを扱う和菓子店を探し、石巻市の和菓子店が快諾した。道の駅は販売場所を提供した。
商品はこしあんとごまあんの2種類。白い練り切りあんを、鳴瀬川の流れを表現したほのかに青いあんで包み、アクセントに花を模した飾りを付けた。
京野さんは昨年12月、店で試作風景を見学し、店の担当者と色合いや飾り付けを話し合った。「先生以外の大人としゃべる機会がないのでドキドキした」という。商品名は京野さんの姓名から1字ずつ取って「京香」と名付けた。1個300円で、100個限定で販売する。
京野さんは「川を一色ではなく、青と白のマーブル模様に表現した。自分でデザインしたお菓子を食べ、おいしいと思ってほしい」と話した。
同校は他にも地元企業とのコラボレーション企画を進める。狩野教務主任は「事業者には子どもたちのためと協力を快諾していただいた。普段お世話になっている分を還元するつもりで、地域を盛り上げられればうれしい」と述べた。
18日は午前9時から京野さんら生徒が店内のレジ付近で販売する。なくなり次第終了。和菓子店の他商品も並ぶ。
関連リンク
- ・女川3号機、地質調査 再稼働に一歩 2027年以降審査申請へ 東北電
- ・女川原発・乾式貯蔵施設設置 町議、住民調査 5割超、計画「分からない」
- ・より良い石巻へ 「市長室開放デー」 市民から意見や要望
- ・市民の運動機会、創出 ウオーキングマップ、7地区分作成 石巻市
- ・石巻地区公立高出願希望調査 最高倍率1.40倍 7校11学科・コースで定員割れ