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防災、体験通し学ぶ 26日「伝承のつどい」、入場無料 石巻市

「石巻防災・震災伝承のつどい」のチラシ

 石巻市は26日、石巻地方や県内で東日本大震災の教訓伝承や防災に関わる団体を紹介し、体験を通して参加者に学びを深めてもらうイベント「石巻防災・震災伝承のつどい-ともに語ろう ふるさと・命・未来」を市蛇田公民館で開く。入場無料。

 ステージは午前10時、石巻広域消防音楽隊の演奏でスタート。昨年1月に発生した能登半島地震で避難所の医療支援に当たった石巻赤十字病院の植田信策副院長が避難所環境の現状について講演する。市社協の支援活動報告もある。

 午後1時からは「震災伝承リレーセッション」として、県内の震災伝承施設でボランティア解説員をする中高生の活動報告や、二つの語り部団体の活動紹介を行う。市開北小の鹿野宏美校長は学校が取り組む防災と地域との関わり方について伝える。

 体験・展示ブースでは、仮想現実(VR)技術を使った水没脱出や段ボールベッドの組み立てなどを体験できる。市桃生中3年生が作った「防災・減災こども新聞」を展示。防災食の試食、防災に関する絵本の読み聞かせもある。屋外では自衛隊や消防、日本自動車連盟(JAF)の車両展示がある。いずれも午前10時半~午後3時。

 市内の復興状況や津波対策を見学して回る復興防災バスツアーも行う。同市魚町3丁目の津波避難タワーに実際に上る。午前11時半~午後1時。参加無料。定員16人で先着順。

 連絡先は石巻市震災遺構指定管理グループ(市震災遺構門脇小事務局)0225(98)8630。

令和6年度「石巻防災・震災伝承のつどい」開催のお知らせ | 石巻市震災遺構

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