女川原発 使用済み燃料を3号機に 廃炉1号機から移送 東北電
東北電力は20日、廃炉作業中の女川原発1号機(女川町、石巻市)の原子炉建屋内にある使用済み核燃料の移送作業を始めたと発表した。燃料プールに保管している使用済み核燃料計821体を女川3号機の原子炉建屋に搬入する。2027年9月までに作業を終える予定。
1号機の使用済み核燃料を専用容器に入れ、トレーラーで運ぶ作業を14日に始めた。3号機の建屋内に搬入した後、再び燃料プールで冷却保管する。
使用済み核燃料は日本原燃の再処理工場(青森県六ケ所村)に搬出する方針だが、具体的な時期は定まっていない。
東北電は昨年10月に再稼働した女川2号機の使用済み核燃料を保管するため、原発敷地内に乾式貯蔵施設を新設する計画。28年の運用開始を目指し、原子力規制委員会の審査を受けている。
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