仙台塩釜港石巻港区雲雀野地区・耐震岸壁設置、5月着工 石巻で記念式典
仙台塩釜港石巻港区雲雀野地区に国が耐震強化岸壁を設置する工事が5月に現地で始まるのを前に、着工記念式典が19日、石巻市北村の市遊楽館で開かれた。国や県、市の関係者ら約90人が出席し、工事の無事故や早期完成を祈った。
耐震強化岸壁は雲雀野地区の北埠頭と中央埠頭の間に整備する。水深12メートル、全長240メートル。海底の地盤をセメント系固化材で強化し、高さ15.2メートル、長さ20メートル、幅12メートルの箱形の構造物「ケーソン」12個を設置する。北埠頭、中央埠頭とつないで1本の岸壁にする。
地盤を強化することで、大規模地震でもケーソンの揺れが30センチ以内に収まる計算。従来よりも影響を緩和し、緊急物資の受け入れに早期に対応できる。通常時は木材やトウモロコシなどを積んだ船が着岸する。
ケーソンは昨年7月から、港内のケーソンヤードで製作を始めている。今年5月ごろから現地での設置工事を始める予定で、2028年度の完成を目指す。岸壁の整備費は130億円。
県は背後地の埋め立てを担う。式典で村井嘉浩知事は「東北の海上防災拠点として大きな役割を果たす。1日も早い完成に向けて、国と緊密に連携しながら整備を推進する」とあいさつした。
斎藤正美石巻市長は「東日本大震災発生時は海面にがれきが散乱するなどし、港本来の機能を生かせなかった。岸壁設備を要望していたので、うれしく思う。石巻港を核とした物流拠点として重要な役割を担うと期待している」と述べた。
村井知事や斎藤市長ら11人がくわ入れをした。同市の県指定無形民俗文化財、寺崎はねこ踊りの披露もあった。
県内での耐震強化岸壁の整備は仙台港区、塩釜港区に次いで3カ所目。式典は、県と国土交通省東北地方整備局塩釜港湾・空港整備事務所が主催した。
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