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アート、自由な心で 障害者施設利用者が作品展 28日まで・石巻

利用者の力作がそろった作品展

 石巻、東松島両市の障害者施設計8事業所の利用者が制作したアート作品を展示する「ありのままの心で True Light展」が、石巻市中央3丁目の「く・ら・ら美術館」と、隣接する多目的ホール「土音(どん)」で開かれている。

 利用者の自由な発想が光る約300点を展示。貝殻に着色してカメの甲羅に見立てたり、カラフルな折り鶴を画用紙に貼り付けたりした作品が並んだ。鉛筆の削りかすやペットボトルのフタなどを材料にした作品もあった。

 昨年までは、社会福祉法人「石巻祥心会」が運営する障害福祉サービス事業所「よつば」の利用者のみの作品を展示していた。他の事業所の利用者らが何度も会場を訪れていたことから、よつばの管理者黒田富美子さん(68)が「同じ地域の人と一緒に作品展をしたい」と合同の展示を持ちかけた。

 黒田さんは「どれも利用者が膨大な時間をかけて制作し、それぞれの思いが詰まった作品。じっくり見ていただき、作品を通して利用者と自身の心の対話をする時間にしてほしい」と話した。

 会期は28日まで。午前10時~午後3時。連絡先はよつば0225(24)6776。

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