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京ケ森風力発電計画業者、来月17日まで環境アセス準備書縦覧 住民説明会は1、2日

 石巻市と女川町境にある京ケ森とその周辺の山林で「(仮称)京ケ森風力発電事業」を計画するHSE(茨城県日立市)は、計画の概要を示した環境影響評価(アセスメント)準備書の縦覧を、2月17日まで実施している。同月1、2の両日には両市町で住民らを対象とした説明会を開く。

 計画によると、風力発電所の建設予定地は雄勝峠と京ケ森、黒森山を結ぶエリア計415.5ヘクタール。総出力は6万3900キロワットで、高さ約170メートルの風車を15基設置する。計画の具体化に伴い工事や管理用の道路を整備する区域を変更したため、当初の方針より面積が16.5ヘクタール増えた。

 2026年4月の着工と30年2月の完成、3月の運転開始を目指す。発電した電力は地元の企業や工場に供給したい考え。

 準備書は石巻市役所をはじめ、河北、雄勝、北上の各総合支所と渡波、稲井の両支所、女川町役場、県庁のほか、同社ホームページで公開している。

 説明会は1日午後3時から石巻市石巻中央公民館、2日午前10時から女川町まちなか交流館で開く。同社の担当者が環境影響評価の結果などについて説明する。

 同社グループは全国35カ所で風力発電所を運営している。京ケ森周辺ではオリックス(東京)も風力発電事業を計画したが、22年に撤退した。

お知らせ 環境影響評価準備書 「(仮称)京ケ森風力発電事業」 - HSE

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