交通安全を推進、長年の活動に光 石巻の2人に緑十字銀章
地域の交通安全運動に尽力してきた石巻地区交通安全協会前会長の小坂享正さん(78)=石巻市のぞみ野2丁目=、同協会渡波支部長の高橋徳明さん(68)=同市沢田=が、ともに警察庁長官と全日本交通安全協会長の連名による交通栄誉章「緑十字銀章」を受章した。1月15日付。
小坂さんは2001年に同協会の副会長に就任。飲酒運転の根絶や高齢者の事故防止に向けて、地道な啓発活動を推進してきた。高橋さんは07年に渡波支部副支部長に就き、東日本大震災で甚大な被害を受けた地域で率先して街頭活動に取り組んできた。15日、東京で授賞式があった。
2人は17日、石巻署で赤間博之署長に受賞を報告。小坂さんは「事故のない石巻を目指して取り組んできた。皆さんの協力に感謝したい」、高橋さんは「街頭活動で子どもたちから力をもらっている。一緒に取り組む仲間を増やしたい」とそれぞれ語った。
赤間署長は「長年の活動が目に見える形となりうれしい。引き続き交通安全にご指導いただきたい」と話した。
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