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交差点に信号機設置、要望 石巻・蛇田で「動く市長室」 初の夜間開催

斎藤市長(中央)と蛇田地区の住民が意見交換した「動く市長室」

 石巻市は1月29日、斎藤正美市長が地域住民と意見交換する「動く市長室」を、市蛇田公民館で開いた。日中の参加が難しい人がいることを考慮し、初めて夜間に実施した。

 住民ら32人が参加。蛇田新橋近くの男性は、橋付近の交差点に信号機がなく危険だとして設置を求めた。「車同士が衝突したりドライバーたちが怒鳴りあったりしている。昨年は車と人が衝突し、人身事故がついに起きてしまった。死亡事故につながる前に対応してほしい」と訴えた。

 斎藤市長は「(架け替え工事の)前は信号機があったのになぜ付けないのかと思っている。設置の要望はしているが、根気強くやっていきたい」と話した。

 向陽町の女性は、同市穀町にある市ささえあいセンターのラウンジで高校生らが勉強している様子を挙げ「蛇田中の子が受験勉強をしに行くと聞いた。蛇田には子どもたちが自由に使える場が少ない。ささえあいセンターのような環境があれば、若者の支えになるのではないか」と提案した。

 斎藤市長は「ささえあいセンターがそのように活用されると当初は思わなかった。勉強する環境をどうやってつくれるか一緒に考えてほしい」と述べた。

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