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企業版ふるさと納税 石巻市に150万円、いわき・東洋安全防災が寄付

それぞれ目録と感謝状を手にする鈴木社長(右)と斎藤市長

 防災、消防用品などを販売する東洋安全防災(福島県いわき市)は、企業版ふるさと納税として石巻市に150万円を寄付した。寄付金は同社の意向に沿い、東日本大震災の伝承事業などに充てられる。

 贈呈式が6日、市役所であり、鈴木雅憲社長(55)が斎藤正美市長に目録を手渡した。同社には市から感謝状が贈られた。

 同社は震災前から市内に営業所を構え、石巻地区消防本部などと取引がある。鈴木社長は「震災時は地域にお世話になった。石巻から情報発信し、震災を風化させないでほしい」と語った。

 斎藤市長は「消防関連で今後もお世話になる。ご厚意に感謝し、有効に活用させていただく」と述べた。

 同社による市への寄付は初めて。寄付金は震災伝承や奨学金の返還支援事業に活用される。

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