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国道398号石巻バイパス沢田工区 真野―沢田間の設計案、住民に説明

仙台河川国道事務所の担当者(手前)の説明を聞く参加者

 東北地方整備局仙台河川国道事務所は6日、石巻市開成のマルホンまきあーとテラス(市複合文化施設)で、国道398号石巻バイパス沢田工区(5.8キロ)のうち、石巻市真野-沢田間(2.1キロ)の設計案に関する住民説明会を開いた。

 同事務所の担当者が、県道や市道との交差点の形状などを説明。沿道に稲井小、中があり、歩行者や自転車の通行が多いことから、両側に歩道がある片側1車線とした。秋ごろに用地調査を始める。

 説明会は昼と夜にあり、昼の部には約20人が参加した。参加者から「交差点に信号機は設置されるのか」との質問があり、担当者は「検討したい」と答えた。沢田工区の開通時期を尋ねる質問もあったが、着工を含めて時期は明示しなかった。

 石巻市と女川町をつなぐ現在の国道398号など幹線道路はカーブが急で、道路幅の狭い区間もある。バイパスは三陸沿岸道石巻女川インターチェンジ付近と女川町浦宿浜を結び、開通により円滑な救急搬送、物流や移動時間の短縮、東北電力女川原発(女川町、石巻市)の重大事故時の避難経路確保を図る。

 沢田工区は2022年度に事業着手し、事業費は約240億円。残る石巻市沢田-女川町浦宿浜(3.7キロ)は昨年4月から用地調査を進め、一部で用地買収が始まっている。

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