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カメラリポート > 奇祭「アンバサン」 顔にすす、福呼び込む 石巻・長面

 東日本大震災で大きな被害を受けた石巻市長面地区の北野神社末社・大杉神社で9日、奇祭「アンバサン」があった。古里から集団移転を余儀なくされた元住民らが久々に集まり、すすで真っ黒になった顔を見せ合い、笑い声を境内に響かせた。

顔にすすを塗りつけられる参列者。「付けられたすすが多いほど御利益も多い」という
神事直前に降り出した雪の中、神社に向かう住職と参列者
「悪魔をはろうてヨーヤナ」。大漁と無病息災を願い、声を合わせた
神事後、境内に縁起物の餅や菓子がまかれ、拾い集める参列者の笑顔が広がった

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