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復興支援への感謝、花に込めて 新たな土産品「石巻春風リース」 元気いちば

新商品の「石巻春風リース」をPRする高松さん(左)と日野さん

 石巻市中央2丁目の観光交流施設「いしのまき元気いちば」が、新しい土産品として考案した生花のリース「石巻春風リース」の販売を始めた。春の花として人気のあるミモザと、石巻産のユーカリをメインにした商品で、同市新橋の生花店「プリーズ」が依頼を受けて制作した。

 新商品は、元気いちばスタッフの高松紗代さん(45)=石巻市鹿又=が、東日本大震災から14年になるのを前に、被災地外の人に支援への感謝を伝える土産品を作ろうと企画した。

 高松さんは「春を告げる強い風が吹く石巻から、感謝の気持ちをリースにのせて届けたい」と語る。春を告げるころに黄色い花を咲かせるミモザの花言葉は「感謝」だという。

 春風リースの制作を担ったプリーズの日野謙二さん(46)=1級フラワー装飾技能士、同市桃生町=は「ミモザは春の訪れを感じてもらう花。誕生日の花束などギフト用として人気が高い」と言う。

 リースは長さ25センチ。価格は2200円。生花の商品のため、時間の経過とともにドライフラワーとしての魅力が増す。日野さんは「壁掛けとして、玄関やリビングに飾ってもらえればうれしい」と話した。

 震災の月命日の2月11日、元気いちば限定の商品として発売した。3月下旬ごろまでの季節限定で販売を予定する。

 高松さんは「3月11日に向けて被災地を訪れる人々が土産品の選択肢の中から、石巻産のインテリアとして春風リースを求めてほしい」とPRする。

 連絡先は元気いちば0225(98)5539。

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