本番に備え、調整法学ぶ 石巻でランニングクリニック 来月、復興マラソン

3月23日に石巻市である第8回いしのまき復興マラソンの開催1カ月前となる23日、出場者を対象としたランニングクリニックが石巻市南境の石巻専修大陸上競技場で開かれた。参加者は本番に備えて調整法を学んだ。
市内外から40人が参加。ランニングクラブ「RUNDY」(仙台市)の渡辺利典代表が講師を務めた。渡辺さんは東北高、青山学院大、GMOインターネットグループの陸上部で活躍していた経験から、マラソンを走る上で役に立つトレーニングを紹介した。
渡辺さんは、けがを防ぐ運動前のストレッチや、心肺機能強化につながるランニング、筋肉の持久力を高めるために片足ずつ行うスクワットのやり方を解説。実践しながら正しい動きや効果を伝えた。参加者は渡辺さんの手本を見ながら動きをまねたり、体に負荷をかけるトレーニングに顔をしかめたりした。
石巻市北上中1年の佐藤瑛祐(えいすけ)さん(13)は「普段は一緒に走らない人と走ることができて楽しかった。筋トレはきつかったけど、今後も続けたい」と話した。
渡辺さんも1カ月後、マラソンに招待選手として参加する。「マラソンのテーマは復興なので、本番は地域の方たちと一緒に盛り上げていきたい」と話した。
クリニックは、いしのまき復興マラソン実行委員会が初めて開催した。
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