閉じる

石巻市議会 新給食センター、PFI方式を導入 事業者と契約へ

 石巻市議会2月定例会は25日、本会議を開き、条例案などを審議した。民間資金活用による社会資本整備(PFI)方式で同市北村に整備する学校給食センターの事業契約締結など15議案を関連委員会に付託、市立保育所の民営化に伴う市有地の無償貸し付けなど5議案を原案通り可決した。

 学校給食センターは、市として初めてPFI方式を導入。「とんかつ新宿さぼてん」などを展開するグリーンハウス(東京)子会社で、学校給食事業を手がけるジーエスエフ(同)を代表とするグループが事業者に選定された。事業契約は新たに設立された特別目的会社「石巻スクールランチパートナーズ」と結ぶ。

 施設整備や維持管理、運営業務などを含め、2042年3月までの契約金額は85億561万円。運用開始は27年4月を目指す。

 市有地の無償貸し付けは、水押、水明の両保育所の民営化に向け、私立認可保育所「大橋保育園」(仮称)の用地として、同市大橋1丁目の約4300平方メートルを広島市の事業者に貸し付ける。

 レクリエーションやクラブ活動などに活用されてきた市桃生勤労青少年ホームは、老朽化し利用者も減少しているため廃止する。廃止後は、隣接する桃生農業者トレーニングセンターに機能を集約する。

 東日本大震災の被災市街地復興土地区画整理事業施行に関する条例は、計画していた全ての事業が完了したため廃止する。

関連リンク

石巻かほく メディア猫の目

「石巻かほく」は三陸河北新報社が石巻地方で発行する日刊紙です。古くから私たちの暮らしに寄り添ってきた猫のように愛らしく、高すぎず低すぎない目線を大切にします。

三陸河北新報社の会社概要や広告などについては、こちらのサイトをご覧ください ≫

ライブカメラ