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阿部敬介の生涯、舞台劇に フランク安田との交流も描く 15、16日・利府

 石巻かほくに連載中の「もう一人のフランク安田」に登場する利府町出身の阿部敬介(1864~98年)の生涯を描いた町民劇団ありのみの舞台が15、16日、町文化交流センター(リフノス)で開かれる。

 劇は「北緯七十一度二十三分、視界良好! 阿部敬介物語 天祥寺に眠る北極星」。阿部と影響を与え合った石巻市湊生まれのフランク安田(1868~1958年)が準主役として登場する。阿部が米アラスカに渡った経緯、エスキモー(イヌイット)との交流の姿などを描く。作・演出は劇団の伊沢美樹さん。

 阿部はフランクを描いた作家新田次郎の「アラスカ物語」には登場しないが、米国で一時行動を共にしていたとみられる。元湊小校長で「フランク安田・阿部敬介を語り継ぐ会」の遠藤光行代表(75)が2人の交流などを研究し、伝承活動を続けている。

 開演は15日が午後6時、16日は午前10時45分と午後2時半。前売り、当日とも500円。連絡先は事務局の石川さん022(356)6030か、渡部さん022(356)5483。

利府町民劇団「ありのみ」

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