WEリーグ マイナビ仙台、石巻で復興マッチ初戦 勇気と元気発信 観客1553人

サッカー女子プロ、WEリーグのマイナビ仙台はリーグ後半戦の初戦第12節を2日、石巻市のセイホクパーク石巻(市総合運動公園)で行った。試合は「復興応援マッチ」と位置付けられ、選手は復興応援ユニホームを着てプレーした。

宮城を含む東北6県の在住者らを無料招待し、計1553人が観戦した。先着700人に復興応援ユニホームをイメージした「復興応援ゆにふぉ~む」がプレゼントされ、観客が一体となって選手を応援した。
会場外には、石巻焼きそばのキッチンカーや市桜坂高が開発した「桜坂マカロン」などの販売ブースが設けられ、石巻の魅力も発信した。
キックインなどを行った斎藤正美市長は「セイホクパークに多くのサポーターの方が集まり、うれしい。選手の皆さんには全力を尽くして頑張ってほしい」とあいさつした。
第12節の対戦相手はサンフレッチェ広島レジーナ。強風の中、選手たちは一進一退の攻防を繰り広げ、観客からは大きな声援や拍手が送られた。マイナビ仙台は0-0で引き分けた。
市内のサッカークラブ「プログレッソ アイ スカイ SC」のメンバーらと観戦した伊藤優将さん(10)=石巻市釜小4年=は「選手たちはとても上手だった。また見に行きたい。自分も新人戦でゴールを決めて勝てるように頑張りたい」と話した。
マイナビ仙台は、ホームスタジアムのユアテック仙台(仙台市泉区)が改修工事で使用できないため、2日の試合を含むホーム5試合を市総合運動公園で開催する。第14節の16日も復興応援マッチで、日テレ・東京ヴェルディベレーザと対戦する。
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