みちのくの砂金、探して 石巻市博物館で体験会 きょうも

石巻市博物館(石巻市開成)で開催中の第10回企画展「みちのくの金と金華山」の一環で1日、砂金採りの体験会が同館であった。来場者は砂の中に光る砂金を見付け、歓声を上げた。
涌谷町の「わくや万葉の里天平ろまん館」職員で、2002年に「世界砂金掘り大会」ジュニア部門で優勝した大崎敬明さん(36)=石巻市門脇=が砂金採りのこつを助言。来場者は、砂金を採取するおわん状のゴールドパンで砂をすくい、水中で砂をふるい落としながら、目をこらした。キラリと光る砂金を見付けると喜び、記念に一つ持ち帰った。
初めて体験した同市山下小5年前田湊人(みなと)さん(11)は「長い時間、器を回していると疲れたけれど、大きな砂金が取れてうれしい」、妹の2年詩栞(しおり)さん(8)は「砂金がキラキラしていてきれい」と話した。
大崎さんは「砂金採りの楽しさを切り口に、地域の歴史や文化に興味を持ってくれたらうれしい」と語った。
砂金採り体験は9日午前10時~正午、午後1~3時にも行う。参加費500円。博物館が入るマルホンまきあーとテラス(市複合文化施設)1階アトリエ。
企画展は23日まで。東北の産金の歴史をテーマにした日本遺産「みちのくGOLD浪漫」を石巻市の視点で読み解く。連絡先は市博物館0225(98)4831。
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