勇壮な音色で犠牲者慰霊 県内10団体、和太鼓演奏 能登復興も願う 女川

東日本大震災の発生から14年を迎える被災地で、犠牲者供養と記憶の伝承への願いを込めた和太鼓追悼演奏(県太鼓連絡協議会主催)が9日、女川町海岸広場で開かれた。参加団体は能登半島地震の被災地復興も祈りながら、圧巻のバチさばきで勇壮な音色を響かせた。
地元の女川潮騒太鼓轟会や津山創作太鼓(登米市)、加茂綱村太鼓(仙台市)など県内10団体が演奏。震災発生時刻の午後2時46分に海を向いて黙とうした後、加盟団体の関係者計約60人が連絡協の統一曲「鼓音(つづみね)」を披露した。
轟会のステージでは斎藤成子会長が「今秋、団体発足から35年になる。1日でも長く活動することが、震災で生かされた者としての務めだと思っている」とあいさつ。発足時から演奏する曲「躍動」を会員8人で力強く奏でた。
連絡協の追悼演奏会は2011年6月、石巻市の日和山で初開催。新型コロナウイルスの影響で中止した年もあったが、23年は名取市、昨年は南三陸町で開催した。女川町は今回が初めて。連絡協の門脇勝文会長は「震災を知らない子どもが増えている。地域を元気にするだけでなく、次の世代に伝承する活動として続けていきたい」と語った。
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