「画伯」の作品、一堂に 石巻で絵画展 子ども参加のワークショップも

国際的に著名な画家のリトグラフなどを集めた「現代国際巨匠絵画展」が7~9日、石巻市開成のマルホンまきあーとテラス(市複合文化施設)で開かれた。子ども参加型のアートイベントも同時開催され、幅広い国や世代の「画伯」による作品が会場を彩った。
子ども支援事業を展開する同市の認定NPO法人「こども∞(むげん)感ぱにー」と実行委員会が主催した。絵画展には全国でチャリティー展を手がける出版社が協力。ピカソやミュシャら海外作家の作品に加え、藤田嗣治や宮本秋風の日本画など計約120点が一堂に会した。
知人と来場した仙台市のアルバイト鷺谷浩二さん(61)は「すごい数の作品が展示されていて、好きだった作家の絵も発見した。じっくり見ることができてよかった」と話した。
同時開催のイベントは、こども∞感ぱにーを利用する子どもたちが「アーティスト」として作品を出品。市内外の作家も加わり、多種多様な芸術が来場者を楽しませた。積み木遊びや自由に絵を描くワークショップも実施し、親子連れが創作活動を満喫した。
絵画展、アートイベントではそれぞれ展示作品が販売された。売り上げの一部は、こども∞感ぱにーの子ども支援事業や、能登半島地震被災地での子ども、若者の支援活動に活用される。
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