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まちづくり委、石巻市に提案書 河北、子育て支援の充実 桃生、閉校2小活用

斎藤市長(左)に子育て支援の充実を訴える河北まちづくり委の生出会長(中央)
提案書を提出する桃生まちづくり委の千葉会長(左から2人目)

 石巻市の河北、桃生両地域のまちづくり委員会が27日、斎藤正美市長に対し、両地域の振興に向けた「提案書」をそれぞれ提出した。子育て支援、閉校する小学校の有効活用といった要望を盛り込んだ。

 河北まちづくり委の提案書は、子育て支援の充実が中心。子どもの遊び場確保、老朽化した地元公園施設の改修、放課後の子どもたちの居場所づくりなどを求めている。

 生出竜哉会長は「市外からの移住者誘致も大切だが、今いる子どもが将来地元に戻って来るような環境づくりも重要」と話した。

 桃生まちづくり委の提案書では、産業団地整備や企業誘致、学校統合に伴い閉校する中津山一小と中津山二小の有効活用など6項目を要請した。

 千葉照彦会長は2小学校の活用に関し「伝統芸能の継承に役立ててはどうか」と述べ、郷土芸能団体の練習場所や関連資料の博物館としての利用を提案した。

 地域まちづくり委は、市を構成する旧6町の均衡ある発展を目的に設置されている市長の付属機関。提案書を受けた斎藤市長は「関係各課と対応を検討する」などと述べた。

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