自転車は進むべきか、止まるべきか。仙台市中心部などで導入が増えた「歩車分離式信号」を巡り、自転車利用者に混乱が生じている。「車用の信号に従う」が正解だが、「ドライバーから怒鳴られた」と訴える声も。ただ走行可能な歩道では車用が青でも進めない場合があり、利用者にとっては「悩ましい信号」と言えそうだ。
戸惑いの声は「読者とともに 特別報道室」に寄せられた。車用の信号に従って自転車で交差点を渡った際、「クラクションを鳴らされた」という。さらに「ドライバーから『赤だろ!』と怒鳴られた」「(渡っていいと思った)私の勘違いでしょうか…」とつづられていた。
仙台市中心部では昨年5月だけで、通行量の多い5カ所の交差点が午前7時~午後9時、歩車分離に切り替わった。歩行者用信号が青の間は車用が全て赤になる。自転車利用者が車用ではなく、歩行者用の信号に従うケースが少なくない。
道交法で軽車両と定められている自転車は、車道走行が原則だ。仙台中央署交通課の担当者は「歩車分離かどうかにかかわらず、車用の信号に従うのが正解」と強調。クラクションを鳴らしたり、怒鳴ったりするドライバーは「論外です」と指摘する。
厄介なのは歩行者用に従う場合もある点だ。自転車通行が可能な歩道を走るケースが該当する。仮に車道の左寄りと歩道を並走する自転車2台が歩車分離式の交差点を渡ろうとする場合、一方は進むことができるが、もう一方は停止しなくてはならない。
もちろん、横断歩道を渡る際に歩行者の邪魔になりそうなときは自転車を降りて歩くことも必要だ。
歩車分離式の他の注意点として、一方通行の道路を自転車が逆走できることが挙げられる。車のドライバーが「前方からは何も来ない」と思い込んで右折すると、渡ってくる自転車と事故となる恐れがある。
6日には春の全国交通安全運動もスタートした。中央署の担当者は「自転車利用者も車のドライバーも周りをよく見て、対向車両に気を付けてほしい」と、安全運転の原則に立ち返るよう呼び掛けている。
(末永智弘)
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