被災地から幸せ運ぶ「モッコ」 東京目指す旅スタート

ロープで操られて会場を周回するモッコ

 東京五輪・パラリンピックの公式文化プログラム「東京2020NIPPONフェスティバル」の一環として、陸前高田市で15日、イベント「しあわせはこぶ旅 モッコが復興を歩む東北からTOKYOへ」があった。巨大人形「モッコ」が登場し、東日本大震災の被災地を巡って東京を目指す旅が始まった。

 モッコは高さ約10メートルで、数十本のロープを使って手や足を動かす仕組み。会場の高田松原津波復興祈念公園で盛岡さんさ踊りや仙台すずめ踊り、相馬盆唄を題材にした音楽に合わせて踊ると市内外から集まった約600人が拍手を送った。

 大船渡市の立根小4年上村詩織さん(9)は「大きな姿で迫力がある。人の力で動かしているのでびっくりした」と話した。

 モッコは郡山市出身のクリエーター箭内(やない)道彦さんが企画。名前は「ひょうきん者」を意味する宮城の方言「おだづもっこ」が由来で、栗原市出身の脚本家宮藤官九郎さんが名付けた。

 イベント後、箭内さんは「形の復興は進んでも心の復興はまだ進んでいない。宮城、福島と巡りながら復興は道半ばであるとのメッセージを東京に届けたい」と語った。

 イベントは22日に岩沼市、29日に南相馬市でも開催する。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、岩沼は無観客で実施する方針。

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