無観客の野球・ソフト会場 福島県営あづま球場の内部は?

 東京五輪の野球・ソフトボールの会場となった福島市の福島県営あづま球場。21日には五輪競技の先陣を切り、無観客でソフトボール計3試合が行われた。観客のいない球場は静まりかえり、セミの鳴き声が響いた。球場は五輪開催に向けて大きく改修され、世界中からの客を受け入れる準備が整っていた。関係者しか見ることのできない内部や周辺の様子を写真で紹介する。(写真映像部・藤井かをり)

写真①

[写真①]会場入り口では検温と消毒の後、関係者の許可証となるアクレディテーション(AD)カードを機械にかざして顔認証で本人確認する。その後、空港のように手荷物検査。凶器となるハサミや紙パック入りの飲料などは没収される=19日午後

写真②
写真③

[写真②③]球場周辺は高さ2・5メートルほどの壁に覆われ、一部には監視カメラが取り付けられている=22日午前

写真④

[写真④]球場周辺を小型車に乗って警備する警察官。球場の近くでクマが出没したこともあり、多くの警察官が巡回していた=20日午後

写真⑤

[写真⑤]「あきらめずに頑張れ!」「ファイト オリンピック選手」。球場周辺には地元の小学生による手書きのメッセージが付けられたアサガオが並び、選手を出迎える。枯れないようにと、ボランティアスタッフが水やりに励んでいた=20日午後

写真⑥

[写真⑥]ソフトボール競技が行われた球場。球場は五輪開催のために2018年に改修工事が始まった。天然芝から全面人工芝への転換、ロッカールームの改装、トイレの洋式化などで工事費の総額は約13億円とされる=21日正午ごろ

写真⑦

[写真⑦]球場そばに設置された「観客用医務室」。無観客のため扉は閉まったままだった=21日午後

写真⑧

[写真⑧]無観客でも懸命に働くボランティアスタッフの姿が目に留まった。記者に「いってらっしゃい」「お疲れさまでした」と声掛けをしてくれる人もいて、取材の励みになった。「当初描いていたお客さんがたくさんいて、盛り上がる五輪とは違うけど、辞退することは考えられなかった。一生に一度ですから」。あるボランティアの女性の言葉が印象に残った=22日午後

写真⑨

[写真⑨]メディア向けのプレスルーム。新型コロナウイルスの影響で海外メディアは多くはなかったが、カナディアンスポーツのフォトグラファー、デイビッド・ホーランドさん(58)に話を聞くことができた。「無観客で応援がないのは少し寂しいけど、大会が開かれるのはアスリートにとってハッピーなこと。日本としては難しい状況だと思うけどね」と複雑な心境を明かしたホーランドさん。「日本には五輪に反対の声が多いと聞いていて心配していた。でも、日本人は素晴らしい対応をしてくれるし、丁寧で大好きだよ」と笑顔で話してくれた=22日午前

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