【動画】「五輪気分 味わいたい」 競技場周辺は混雑

開会式前の国立競技場周辺

 国立競技場(東京都新宿区)で東京五輪の開会式が行われた23日、会場付近などには少しでもムードを体感しようと大勢の人が集まった。賛否両論ある東京大会開催への思いは十人十色。熱を帯び始めた現場で、開幕した復興五輪への期待の声を拾った。
(東京支社編集部)

 競技場の近くに設置された五輪モニュメント周辺は日中、最高気温34度を記録。にもかかわらず、記念撮影しようと午前中から多くの人が列を作った。
 埼玉県吉川市から小学3年の長男(9)と訪れた会社員の女性(39)は1時間ほど列に並び、モニュメント前で写真を撮った。「五輪に複雑な思いはあるが、こんな機会はめったにない。競技場のそばに来て(五輪開催の)実感が湧いた」と語った。
 都庁周辺には、航空自衛隊松島基地(東松島市)の飛行チーム「ブルーインパルス」の曲技を一目見ようと続々と人が集まり、カメラやスマートフォンを手に空を見上げた。
 都庁上空に午後0時50分ごろ、5色のカラースモークで五輪マークが描かれると、歓声や拍手が湧き起こった。中野区の主婦吉田涼子さん(53)は「少しでも五輪の気分を味わいたかった。生で見られて本当によかった」と笑顔を見せた。
 JR池袋駅東口の宮城県アンテナショップ「宮城ふるさとプラザ」は、店舗で宮城ゆかりの選手の競技や出身市町、母校を一覧にしたチラシを配布した。
 大蔵国孝店長(43)は「新型コロナウイルス禍で帰省を自粛している首都圏の宮城出身者に、自宅での観戦の参考にしてもらいたい」と話した。
 町田市の会社員大木佳子さん(53)は福島名物の「むぎせんべい」を購入するため、福島県アンテナショップ「日本橋ふくしま館」(中央区)を訪れた。
 「東北が大好きで東日本大震災後も足を運んだ。五輪は会場で観戦できないから今日が開会式との実感が湧かず、普通の連休といった感じ。代わりにアンテナショップも回って楽しみたい」と笑みをこぼした。

カラースモークで五輪マークを描くブルーインパルス=23日午後0時50分ごろ、東京都新宿区の新宿御苑(高橋諒撮影)

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