「復興五輪」モニュメント、利府に移設 仮設住宅のアルミ再利用

移設されたモニュメントを見る小野寺さん(左)と吉田さん

 東日本大震災時に受けた復興支援への感謝を世界に伝えるために制作された「東京2020 復興のモニュメント」が宮城県利府町に移設され、現地で16日にお披露目された。東京五輪・パラリンピックの大会期間中、国立競技場(東京都新宿区)近くに置かれていた。

 モニュメントはダイヤモンドをイメージしたデザインで高さ2・1メートル、重さ390キロ。東京五輪サッカー競技の会場となった町内の宮城スタジアム脇に据えられた。

 被災地の仮設住宅で使われたアルミサッシを再利用した。制作事業には東京五輪・パラリンピック組織委員会と東京都、東京芸大、被災3県、住宅設備大手LIXIL(リクシル)が参加。東京芸大の学生が考えたデザイン案の中から岩手、宮城、福島各県の中高生が選んで3基が制作された。

 宮城県内では気仙沼市の気仙沼向洋高と階上中の生徒が携わった。2019年にあったワークショップで生徒が考えた「絆に感謝」などのメッセージがデザインされたほか、大会後には宮城に縁のある卓球男子代表の張本智和選手(木下グループ、仙台市出身)ら計47人のサインも加えられた。

 お披露目の式典には、ワークショップに参加した気仙沼向洋高3年の小野寺郁弥さん(18)、吉田朔弥さん(18)も参加。小野寺さんは「大会を象徴する物として宮城に戻ってうれしい」と喜んだ。吉田さんは「支援への感謝の気持ちを胸に今後も頑張りたい」と語った。

 残り2基は、1基が岩手県大槌町に据えられており、もう1基は福島県楢葉町に移設される。

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