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<防災士記者 新・備えのコンパス(17)>大雪対策、車内にスコップや毛布準備

 冬の期間、車で移動中に天気が急変すると、大雪や暴風雪によって身動きが取れなくなる場合があります。命を守るためにも、毛布、防寒着、使い捨てカイロ、水、食料、懐中電灯、手袋、長靴、スコップ、簡易トイレ、シガーソケット充電器を車に積んでおくと安心です。

 排気口が雪でふさがれると排ガスが車内に入り、一酸化炭素中毒の危険が高まります。暖房でエンジンをかける際は排気口周辺の除雪が欠かせません。スコップと手袋、長靴があると作業がしやすくなります。

 毛布は低体温症対策はもちろん、雪道で滑って動けないとき、タイヤと路面の間に挟んで脱出を補助するといった応用が利きます。

 車内に長時間、同じ姿勢でいると、エコノミークラス症候群になり、突然死の心配も出てきます。水分を補給し、ふくらはぎをもんだり、足を上げたりすることで予防しましょう。

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