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<防災士記者 備えのコンパス3(7)>熱中症 屋内でも注意を

 熱中症は屋内も注意が必要です。特に高齢者は暑さや喉の渇きを感じにくく、体の水分も不足しがち。暑いと感じる前にエアコンや扇風機を使い、時間を決めて水分を取るなど予防を心がけましょう。水分は1時間にコップ1杯が目安です。

 年配の親と離れて暮らす人も多いと思います。高齢者の熱中症の回避や早期発見には、熱中症警戒アラートの発表や天気の情報を伝えたり、体調や生活習慣を確認したり、家族の連絡が大事です。電話やメールなど連絡を取り合える通信手段でやりとりを。

 暑い時期に災害が発生し、避難生活や片付けをするときは、普段以上に用心してください。慣れない環境でリスクは増します。水分や休憩を小まめに取り、作業は2人以上で行いましょう。停電が続く場合、高齢者や子どもは冷房が使える施設に身を寄せるなどの対応も必要です。(渡辺ゆき)

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